ブログ削除依頼のポイント

「利用規約違反」もついでに通報

誹謗中傷や個人情報が掲載されたブログ記事について削除依頼を行うときは、 「被害状況」や「法的根拠」に加えて、各ブログの利用規約やガイドラインに違反している旨を記載するといいでしょう。

著作権侵害

例えば、報道機関のニュース記事を無断でコピーしているような著作権侵害ブログは、利用規約に反していることが考えられます。 著作権侵害の直接の被害者は、それぞれの報道機関(マスコミ)ではありますが、第三者の立場で通報・指摘することはできます。

スパム行為

また、スパムのようなブログであれば、それも利用規約に抵触する可能性が高いです。 利用規約は各ブログ会社が独自に設けているため、ブログ会社が法律論に立ち入ることなく、より自由な立場で判断を下すことができます。

<ブログの利用規約の例【FC2の場合】>
自主ルールの種類 URL
利用規約 https://help.fc2.com/common/tos/ja
著作権ガイドライン https://help.fc2.com/copyrights/tos/ja
スパム行為の定義 https://help.fc2.com/blog/manual/group112/1405?nc=1#3

本人が自分で依頼する場合の文面

「困っているのでお願いします」というソフト路線が無難?

一般的に、 ご本人が自分で削除依頼を出す際には、 法律論や正当性を上から振りかざすのでなく、 「困っているのでお願いします」というようなソフトな文面にして、 あまり相手を刺激しないのが得策だとされているようです。

弁護士に依頼する場合の費用

着手金と、削除されたときに費用が発生する「成功報酬」が基本

弁護士によるブログ削除の報酬(料金)は、着手金と、削除されたときに費用が発生する「成功報酬費用」で構成されるのが一般的です。見積もりを依頼し、費用が高額だと思ったら、ご自身でやることを検討するといいでしょう。

ブログ削除依頼の参考情報

ブログ削除要請の方法

フォームから削除を求める

ブログの削除依頼は、ブログの中に設けられているフォームを使って行う場合が多いです。フォームを送信すると、その内容はブログの管理会社に送られます。ブログ管理会社は、削除依頼の内容をふまえて、削除すべきか否かを判断します。また、ブログ開設者(執筆者)に対して、自主的な削除を求めたり、意見照会をしたりする場合もあります。

身分証明書の提出を求められることも

削除依頼の後、依頼が本人からのものであることを確認するために、身分証明書の提出(免許証などのコピー)を求めてくるブログ管理会社もあります。

法的根拠を明記

削除依頼をするにあたっては、誹謗中傷のブログ記事の不法性を訴えましょう。「名誉毀損」「信用毀損」「業務妨害」など、どのような法律違反に該当するのか明記したほうが効果的です。

コメント機能を使っての削除依頼は、「拡散」の原因に

ブログには、それぞれのブログ記事にコメントをする機能があります。このコメント欄を使って削除依頼をするのはやめましょう。削除依頼の内容が公開される恐れがあるからです。コメント欄は、ブログを書いている人が管理しているため、ここで削除依頼を出しても、ブログの管理会社のもとには届きません。